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    Tomography 3D models of S wave from cross-correlation of seismic noise to explore irregularities of subsoil under the artificial lake of Chapultepec Park
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    近年, トンネル弾性波探査にトモグラフィ的解析法 (トモグラフィ法) が用いられる事例が増加したが, 解析に際しては初期速度設定方法が課題となる. 初期速度設定方法として, (1) 解析実績に基づく深度-速度関係を用いる方法, (2) 一様速度を与える方法, に加えて, (3) 簡易ミラージュ層解析結果を用いる方法, (4) 簡易層構造解析結果を用いる方法を提案し, さらに (5) 層構造解析 (はぎとり法解析) 結果を用いる方法, をとりあげ, 切羽強度指数一致率による評価を行った. 検討トンネルにおいては, いずれの設定法も顕著な差は見られなかったが, (3) および (4) が比較的実用的な方法であると考えられた. ここでは, トモグラフィ的解析法における初期速度設定方法とその評価について報告する.
    近年, トンネル弾性波探査にトモグラフィ的解析法 (トモグラフィ法) が用いられるようになった. トモグラフィ法を適用する場合, トンネル計画面全体にわたり波線が通過することが望ましい. 既に実施された96本のトンネル (153測線) の弾性波探査結果についてトモグラフィ的解析法による再解析を行い, 弾性波探査の実施状況について検討を行った. 筆者らの解析の範囲では, 検討したトンネルの43%で波線が完全には通過しない結果となり, 主要な原因としては, (1)土被りが厚い, (2)主測線を分割している, (3)起振点配置や受振距離の設定がトモグラフィ的解析に適切でないなどが挙げられた. ここでは, 再解析結果に基づき, トモグラフィ的解析を適用する際の弾性波探査実施上の留意点と対応について報告する.
    Seismic refraction
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